2006年11月第22回目の訪  工事中
◎今回の佐野小学校訪問メンバーは、去年の5名(佐野さん、保坂さん、兼子さん、片野さん、稲)の他に、今年中学校校長を定年退職された林先生と兼子さんの友人の児玉さんに新たに参加していただき、総勢7名とNGO佐野にとっては、久し振りに大勢になりました。 学校では、兼子さん、片野さん、保坂さんに生徒たちが待ち時間の休憩等に利用できる多目的建物の寄付をいただきました。訪問では、いつものように生徒全員にノート、鉛筆の配布、各学年の成績優秀者の表彰、さらにチョコ・バナナサンドイッチも校庭で作り、配りました。子供達には、やはりこれが一番の人気です。また、恒例になりました修学旅行のガイダンスも明日の出発に合わせ、行ないました。 学校訪問後は、シェムリアップ州の教育省を訪ね、州の小中学校の通学困難な子供達に中古自転車を贈る打合せを行ないました。(中古自転車を贈る事業は、(財)自転車駐車場整備センターのODA事業で、佐野さんが所属する新富士R・Cとプノンペン市のメトロR・Cとの合同事業です)現在は、プノンペン郊外のカンダル州に贈っています、2007年1月23日に二回目の自転車をこの地域にも贈られることになりました。 カンボジアの学校充足状況も聞きましたが、比較的進んでいるシェムリアップ州でも田舎ではまだ無い所もあり、特に中学校は、小学校の1/10しか無く、非常に足りない状況で、そのため進学をあきらめざる得ない子供もいます。 学校を寄付しても先生の問題もありますが、これについては、なんとか頑張って解決したいとの教育長さんのお話でした。 佐野小学校では先生の給料があまりにも安く、生活できないため、辞めざるを得ない状況を聞き、先生にも援助しています。 学校を建ててやることと並行して教育環境の援助もまだまだ必要だと感じています。
◎アスペカ孤児院のソカー校長先生の招待を受け、訪問しました。 佐野さん達の里子との面会や子供達のアプサラダンスの歓迎も受けました。 また、今回は一緒に来られませんでした新富士R・Cの林さんに新たに里親になっていただきました。 里親制度は、前回も説明しましたが、年間240$の寄付で、1
人が1年間勉強できる制度で、申し込めば誰でもなれます。
◎アンコール小児病院は、日本の援助で運営されていますが、現地で協力されていらっしゃるレストラン米咲(まいさ)のご主人の津野さんを訪ねました。 津野さんは、テレビにも出られたようで(見られた方は、すぐわかるようです)、非常にすばらしい人でいっぺんでファンになりました。 レストランの食事もたいへん美味しく、リーズナブルで、従業員も非常によかったです。 また、レストランでは、病院でただ一人の日本人スタッフの赤尾さんにもお会いでき、翌日に病院を案内していただきました。 これを読んでいただいた方には、是非「アンコール小児病院」のホームページも見ていただきたいと思っています。
◎佐野小学校の修学旅行も第5回となりました。 何回行っても新鮮ですが、今回は特に国立博物館の内部の写真撮影の特別許可をいただいたことが画期的でした。 アクシデントは、王宮で子供達にアイスキャンディーを食べさせてやったところ、初めてこのように冷たいものを食べたためと旅行疲れで、6人の子供が熱を出したり、体調不良に陥り、夜病院に行くことになり、大変でした。
◎今回、プノンペンの宿泊を武富イム・キムスールさんのお宅にお願いしました。 キムスールさんのことは、是非、彼女のホームページを読んで下さい。 とてもステキな方で、お会いした瞬間にファンになれます。 彼女の家(スーハウス)に興味のある方は、ホームページでアクセスし、事務を手伝っていらっしゃる江間さんにお尋ねして下さい。 江間さんもたいへん親切な方で、丁寧に教えていただけます。(宿泊希望の方としては、1組(2〜3名)、多少現地をわかっていらっしゃる方がベストと思います) また、キムスールさんには、シアヌークビルに同行していただいたこと(佐野さんの誕生会も)、プノンペン市内を案内していただいたこと等、非常に楽しい思い出となりました。 当ホームページにもキムスールさんをリンクさせていただく予定です。
2006年11月