バンティヤィ・チュマール  1999年12月

 シェリムアップから飛行機でバッタンバンに行き、ここから陸路でシソフォンを経て小さい町(トモープ町)に夕方に到着、ここで一泊した。 バッタンバンからトモープ町まで約100Kmあり、ほとんどの道が穴ぼこで、自動車1台が入るほどの穴もあり、7時間かけて到着した。 次の朝7時にトモープ町を出発して約2時間でバンティヤィ・チュマールに到着。目の前に南塔門があり、林の間を経て左に行き東塔門に入る。 入口にある軍隊の小屋で遺跡見学の許可を頂き、約4時間の見学。その後シソフォンに夕方到着し、ここで一泊した。 つぎの朝6時に出発し、午前11時にバッタンバンに入った。午後にホテルから約30分のところにある小さな遺跡を見学した。 2年前に回路と本堂が崩れたようです。その前は、回路にレリーフも有り、素晴らしい遺跡だったとのことでした。 砂岩も一回り大きく見えて見応えがありました。 翌朝5時にバッタンバンを出発し、陸路での移動。プノンペンまで約260kmの悪路を11時間かけて移動し夕方ホテルに到着。

バンティヤィ・チュマール平面図

バンティヤィ・チュマール  1999年12月
タイ国境まで22kmの所にある遺跡。ジャヤバルマン7世が13世紀初めに建立した平面仏教寺院で、周囲は約3kmある。 中には大小合わせて8基の祠堂があり今も立っている。寺院の東側には、1.6キロ×750メートルのバライが有る、起源は8世紀末にまでさかのぼるとのことです。建築様式と装飾美術はバイヨン寺院と同じで、参道にナーガ・アシュラ・デヴァが並んでいる。入口は十字型テラスで、上部には四面仏尊顔が有る、第一回路には、チャンパ水軍との戦とクメール軍の敗走場面がある。西面にある千手観音のような22手の観世音菩薩(アヴァローキテシュヴアラ)の浮彫が有名です。